2016年1月17日日曜日

Global Social Impact Strategy

新年明けましておめでとうございます。遅くなりましたが今年もよろしくお願いします!

現在冬休みの真っ只中です。そのため多くの同級生がDBi(当校の研修旅行の授業)、もしくは単なる旅行で東南アジア、南米、もしくはイスラエルを旅しておりますが、僕は年明けからは2週間グアテマラに渡り、Global Social Impact Strategiesという授業のコンサルティングプロジェクトに参加しておりました。先程メキシコシティー経由でニューヨークに戻ってきたところです。忘れないうちに授業紹介をさせていただきます。以下長文になりますがご容赦ください。

Global Social Impact Strategy(選択科目・3単位)

開発途上国に年明けから2週間滞在し、現地のNGO、もしくはソーシャルビジネスに対してコンサルティングを行うプロジェクト系の授業です。公式にはMBAの授業ですが、NYUの他の大学院からの参加者が多数を占めるのが特徴です。今年はMPAプログラム (Master of Public Administration)の大学院、通称Wagnerからの参加者が半数以上を占め、残りは教育、ロー、TechMBAからの学生、合計17名でした。StrategyMarketingOperationMetrics4チームにメンバーは分かれ、各チームはクライアントから渡される課題に対して解決策を提案する、これがプロジェクトの流れです。僕が参加したStrategyチームは、クライアントの組織変革(Change Management)について提言を行いました。

授業に参加した理由としては、①MBAプログラムの3/4が終わったこのタイミングでこれまで学んだことを実戦で使用したかった、②バックグラウンドや考え方の異なるメンバーに囲まれたなかでチームをリードしたかった、③他の大学院から来たチームメートから違った考え方やアプローチを学んでみたかった、④これまで中米に縁がなかったので行ってみたかった、以上の4点です。

収穫は色々とありました。まずは①ですが、今回のチームメートはMPAの学生が3名、Tech系の学生(Tech x Business のプログラム)が1名だったため、各種フレームワークを用いて情報整理することに慣れているメンバーは僕だけでした。そのため、議論が脱線しがちなチームのなかで情報整理、論理のチェック役を引き受け、メンバーがプロジェクトをやりやすくなるように努めました。短期間とはいえ集中して取り組めたことは大きな収穫です。

②については凄く気をつけました。通常のMBAのプロジェクトと違い、様々な学校からメンバーが集った今回はメンバー間の共通言語が少ないため、どのように自分の考え方を伝えるかが貢献度の鍵を握ると睨んでおりました。そのためビジネスベースの考え方にあまり馴染みのないメンバーにわかりやすく意見を伝えるべく、適宜紙にチャートを描くことをいつも以上に意識しました。

③についても色々とあったのですが、特にあるMPAのチームメートとIntrovertExtrovertについて飲みながら話した際に考えさせられたことがあります。MBAのコミュニティーに慣れると忘れがちですが、MBAのコミュニティー内ではIntrovertExtrovertについてあまり意識せずに日々を過ごしておりました。プログラムの特性上、Extrovertの比率が高い(実感ベース)ため、加えて学生にExtrovertであることを求める節があるため、IntrovertExtrovertについて意識する機会が限られますが、もちろん実社会ではIntrovertの方々も活躍しております。チームをリードする際、Introvertの方々のよさをどう活かすか、どのように巻き込むかについて意識する、そんな当たり前のことを忘れてしまっていたことに気がつきました。

その点、例のチームメートはこのことをもの凄く意識しておりました。今回のプロジェクトはIntrovert、Extrovert双方のメンバーがおりましたが、発言や活躍の場が少なかったチームメートを気遣っていたのが印象的でした。彼女によると、アメリカ空軍でのリーダーシップの経験、加えてMPACommunity Buildingを学んだことが活きているそうです。久々にこのテーマについて考えるきっかけをくれた友人には感謝しております。今も執筆しながら久しぶりにこのテーマを扱ったTed Talkを観ております。

その他プロジェクトについて書きますと、今回他のチームにもささやかながら貢献させていただきました。秋学期に受けたBrand Strategyの授業のアプローチを早速Marketingのチームに紹介してみたところ、僕が提案した内容が最終提言に一部採用されることになりました。

ちなみに今回の機会でNYUの他の大学院の友人を作れたので、春学期にカラオケ大会を開くなど、旧交を温める機会を企画しようと思っております。
 

0 件のコメント:

コメントを投稿