2014年8月31日日曜日

飲み会事情

米国での飲み会は少々事情が異なります。ここまで感じた米国の飲み会事情を整理してみます。

まず、立食式で飲む際、米国ではよりメンバーが頻繁に入れ替わります。各々、自分がそのときに話したいと思うメンバーのところで移動する感じです。最初は面食らいましたが、ある程度回数をこなせばコツはつかめます。広く色々な人に積極的に話しかけてみるスタンスでいっております。

次に、飲み会のタイプや参加メンバーによりけりですが、クラスメートなど仲のいいメンバーとイベントに繰り出すときは長期戦になることが多いです。同じ場所に6時間以上いたことも既にあります。

(これも場所によりけりですが)バーで飲む場合、大音量で音楽を流す場所、もしくは単純に騒がしい場所であることが多く、最初の頃は飲み会の後半に声が枯れることが多かったです。ある程度は慣れますが、大音量にクラクラしてお店の外に一時避難することが未だにあります。ちなみにハッピーアワーのイベントなど、バーで飲むときは食事がないことが多いので、事前にお腹を満たしてから参戦することが多いです。

こちらでは端的に話すことがより大事な印象も受けます。特に立食式の場合、短い時間でうまくつかみを取れなかったとき、違うグループに話し相手が移ることが結構ありました。MBAのオリエンテーション期間中など初対面の方とお話することが多い場合、自己紹介を長くても30秒以内に完結させることを意識しています。

その一方、コミュニケーションの基本はこちらでも同じ印象です。相槌、笑顔、話をよく聞くことなど、基本を徹底することを意識しています。

飲み会の幹事業もこちらでは少し事情が異なる印象です。この2ヶ月、複数のイベントを企画して感じたことを整理してみます。

・時間通りにメンバーが集まるのを期待してはいけません(時間厳守なのは日本だけなのかもしれません)。時間設定に余裕を持ちましょう。

・来ると言ったメンバーが来ないことがあります。逆にいないはずのメンバーが来ることもあります(笑)。人数はぶれやすいです。

・一方で、日本の様に1から10まで幹事が仕切る必要はなさそうです。特にハッピーアワーの場合は、1次会、2次会のバーだけ確保して、全体に呼びかければ済む点は助かります。

・日本料理屋に同級生を連れていく際には日本流のおもてなしをしていますが、幸いこちらでも通用しています。こまめな気遣いが新鮮なのかもしれません。
 
もし機会があれば、ぜひ積極的に幹事役に挑戦してみるのもありだと思います。違う視点で飲み会を捉えられるのは勉強になりますし、特に営業経験者にとっては、宴会術を存分に活かして仲間に溶け込むチャンスです。僕は営業としては二流でしたが(笑)、それでも営業で得られた宴会スキルにはかなり助けられています。  

Summer Start

いきなり根アカとは全く関連のない話で恐縮ですが、Summer Startの話をします。

NYU SternMBAでは通常のFall Startのほか、Summer Startというオプションが存在します。今年はFull Time MBAの学生409人(6クラス)中、僕を含めおおよそ60人がSummer Starterです。Summer Starterは夏学期に6単位を取り、秋学期と冬学期に12単位ずつ取ります(授業内容については別途詳述します)。

Summer Starterというオプションを設けた理由として、①MBA以外における非伝統的業種(金融・コンサル以外)出身者がなじめるよう早く授業を始める枠を設けた(金融・コンサル出身者も結構いましたが)、学内でリーダーシップを取る候補生を集めた、という説があります。Summer Startのメンバーに元軍人が2桁いたですが、ある意味納得です。

学校側が候補者を選ぶため受験生側に選択権がないのですが、実はアプリカントの時点でSummer Startの枠を狙っており、面接の際にSummer Start候補生として呼ばれてガッツポーズしました。実際にこの枠で入学できたのは自分にとって幸運でした。自分にとってのメリットを整理してみました。

・秋学期・冬学期の負担軽減

夏に6単位を取得するため秋学期、冬学期にそれぞれ12単位(4クラス)取得するだけで済みます(1クラス分負担が減ります)。そのため、興味のあるクラブ活動、企業訪問、その他課外活動により多くの時間を費やせます。

・友達

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ヶ月同じ釜の飯を食べたクラスメートとはかなり仲良くなれました。別の記事で触れますが、秋入学の時点で略60人のクラスメートがいることのアドバンテージは絶大です。既に親友と呼べる友達が何人もできたことはかけがいのない財産です。

・実験期間

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ヶ月の夏学期を実験の場としてフル活用できました(授業対策・ソーシャライジング対策など)。その結果、インターナショナルな環境下に置かれたときの自分の長所、短所がかなり明確になりました。特にインターナショナルの学生にとってこのメリットは大きいと思います。

一方で、少なくとも今年のクラスメートについて言うと、米国出身者(もしくは米国の大学卒業生)が多かったこと、人生の大半を東アジアで過ごしたのがクラスで僕だけだったことは印象的でした。特にいい、悪いはないのですが、特に最初のうちは会話面での苦労はありました。あくまで僕の推測でしかないのですが、学校側は英会話力のベースのある学生をSummer Startに求めているのかもしれません。一方でGMATの点数が低い人が取られている説もあり、実態は不明です。

はじめに

はじめまして。某MBA同期から推薦を受け、急遽MBAブログを始めることにしました。

完全に見切り発車の上、文才なし、定期更新できる自信、深い考察を書ける自信もありません。それでもわずか1ヶ月で全く予想しなかった方向に向かいつつある自分のMBA 生活を記録として残すべく、筆を取ることにしました。

取り急ぎ現状、対象読者(?)を整理してみました。どうか炎上しませんように。

【現状】
Summer Startのため7月スタート、既に6単位取得済。
・来週よりFall Termの授業開始。

【対象読者】
・米国MBA留学に興味のある方(特にニューヨーク)。
・金融+コンサル以外の分野からのMBA留学に興味のある方。
EntrepreneurshipLeadership系に興味のある方。
・ニューヨークが好きな方。
・個人的に筆者を知っている方。