2015年3月28日土曜日

Follies 撮影会

Japan Trekが終わって1週間近く経ちますが、ニューヨークに戻ってからずっと体調を崩しております。今週体調を崩していたTrek参加者が多かったようです。実は木曜日だけBeer Blastで試しに何杯か飲んでみましたが、余計体調が悪くなったので、調子が戻るまでは大人しくするつもりです。

そんななか、先程までFolliesの撮影に参加させていただきました。Folliesとは、コミカルなショートビデオを制作する学生主催の劇団クラブのことで、当校に限らず他の学校でも同じような活動があると聞きます。ここで制作されているショートビデオについては、音楽に合わせて口パク(Lip Synk)するものから、ドラマのパロディーもの、完全にオリジナルのビデオなど様々です。実は前々からFolliesの出演依頼をいただいており、体調不良を理由にむげにはできなかったので無理を押して参加してきました。ちなみに、複数の撮影会が同じ日に行われていた模様です。

今回のビデオのメンバーは僕を除いてほぼアメリカ人で完全に場違いもいいところ、しかも大根芝居でしたが、何とか特段NGもなく撮影を終えることができました。4月末のFolliesのイベントでビデオを見られるそうで、今から楽しみです。

僕は大学生のころ旧司法試験の受験などもあり、学生らしい生活を過ごすことができませんでした。そのため、今回のようないかにも学生らしいイベントに参加することがMBA生活の楽しみの一つでした。Japan Trekもそうですが、こうやって楽しみが一つ一つ実現していくのは嬉しく思います。

ちなみに同級生のタイムマネージメント力には今でも関心します。Work Hard Play Hardを徹底し、集中するとことは集中し、時間の限られたなかでこういったイベントへ投入する時間をしっかり作っている気がします。このあたりがまだ自分には足りない気がするので見習いたいです

写真は授業のプロジェクトで昨日訪ねたQueens区のAstoria地区です。ギリシャ人コミュニティーがあると聞いておりましたが、たしかに民家にギリシャ国旗が飾られており、ギリシャ料理屋もあちこちで見ることができました。



2015年3月23日月曜日

Japan Trek 総括

昨日、当校随一のParty Trekと言われる(笑)Japan Trekを終え、無事アメリカに戻ってきました。全体で100名もの大所帯を4人のトレックリーダーで率いるのは想像以上に大変でしたが、大きなトラブルもなく終わりほっとしております。今後もMBA生活のハイライトの一つとして思い出に残りそうです。

今回のJapan Trekでは予定通り、大阪、京都、名古屋、東京を巡ることができましたが、Trek参加者にとってだけでなく、我々トレックリーダーにとっても楽しい旅になりました。特に、今年試しに企画したラーメン博物館でのランチは個人的には大ヒットでした。細かい反省点はともかく(特にオペレーション面)、全体としてTrekを成功させることができ、誇りに思います。また日本に再訪したいという声を多くいただけたのは嬉しかったです。

個人的な感想をここから書きますと、とにもかくにも100名もの大集団を率いる経験ができたことに感謝しております。毎晩パーティー、カラオケ大会、クラブで一体になって盛り上がることができましたし、Summer Startの友人とのcatch up、これまであまり話したことのない同級生との仲を深めることもできました。また、100名もの大集団のなかでリーダーシップを発揮する貴重な経験にもなりました。先輩方からJapan Trekでトレックリーダーはヒーローになれると仰っておりましたが、今思うと本当にその通りだと思います。今回のTrekで培った人間関係は今後のMBA生活、卒業以降において財産になりそうです。

一方、マイナス面というわけではないですが、大集団での旅行ということで、普段の何倍もの時間と労力を費やすことになりました。例えばバスから降りて駅で新幹線に乗車するだけでも、必ず何名か勝手に好きなところにふらっと行こうとしたり、進行が遅くなったりしましたので大変でした。

今回のTrekではpeer leadershipについても考えさせられました。ときには参加者の希望を叶えられないこともあるなか、立場が対等な参加者(同級生)をいかに率いるか、説得すべきか苦心することもありました。ちょうど本日、Leadership in Organizationのクラスで、交渉時のPush TacticsPull Tacticsの使い分けの重要さを取り上げておりましたので、どのようにすればより上手に集団を率いることができたのか、一息ついたら考えようと思います。

最後にくだらない話ですが、同時期に日本に来ているTuckColumbiaなどのTrek参加者と当校のTrek参加者を同じクラブに集め、隠れmixerイベントを開催しようとしたところ、人が集まりすぎて踊るスペースがなくなってしまったオチがついたこともいい思い出です。完全燃焼した分、若干喪失感もありますが、残り2ヶ月弱の春学期を精一杯楽しみたいと思います。

写真は春休み前に授業の一環で訪れた、Mahar Terminalというニューヨーク随一の規模を誇る港です。

2015年3月21日土曜日

ケースコンペ入賞

現在、Japan Trekの終盤に差し掛かっております。今晩Farewell Partyを楽しんだ後、明日ニューヨークに戻る予定です。
 
以前の記事で説明しておりませんでしたが、当校に限らず、ビジネススクールでは学期中にケースコンペティションというイベントが開催されます。あるお題(ケース)に対して制限時間内に提案を行い、内容を競うイベントでして、入賞者には賞金、場合によってはインターンシップの権利などが授与されます。
 
今年に入り複数のケースコンペに出撃してみました。1月に出撃したファイナンス系のコンペ2本はあえなく予選落ちしましたが、信じられないことに2月に出撃したマーケティングのケースコンペで3位入賞することができました。学校内での3位なのか、全米3位なのか、はっきりと記載がなかったのですが、勝手に後者の方ではないかと信じております。
 
入賞したケースコンペはある百貨店が主催したもので、Wedding Registoryの事業のシェアを今後高めるためのアイデアを競うもので、2週間の期限内にスライド20枚以内でアイデアをまとめて提出するものでした。チームはあえて日本人の同級生だけで組んでみました。理由としましては、Japan Trek準備と並行して準備する必要があったのでJapan Trekの打ち合わせでよく集まる日本人同士で組んでみた、言葉の壁が一切ない日本人同士で組んだ場合どうなるか試したかった、以上の2点でした。チームメンバー全員が日本人ということでWedding Registoryの背景知識がないというハンデがあった一方、逆に固定観念なしに提案内容を考えることができた気もしております。
 
正直、入賞できた理由についてはよくわかりません(笑)。アイデアはオリジナリティーを織り込むことができましたが、とにかくJapan Trekの準備が最優先でしたので、1回だけ集まって話し合いをして各メンバーが担当スライドをまとめて提出する、これが精一杯でした。
 
一方、日本人同士で組んでみて思ったこともあります。同じ言語、背景知識のあるメンバーだったのでアイデア出しから方向性の打ち出しまでがスムーズだったこと、全員が期限を守るのでスケジュール管理が凄く楽だったこと、一度方向性を決めると一丸となって物事を進めること、ざっとこんなところでしょうか。Japan Trekの準備プロジェクトもそうですが、日本人がチームに出せるバリューについて考える貴重な機会になったと思います。今後ケースコンペに出撃する場合は違うメンバーと組むかもしれませんが、今回チーム全体、個人として出せたバリューを意識したいと思います。
 
最後に、チームメートの同級生からも色々と学ばせてもらったことも追記します。特にある同級生が見せてくれた、打ち合わせの際のホワイトボードを効果的に使い方を今後取り入れようと思います。
 
写真はMurray's Hillにあるインド料理屋の集まる一角です。辛いものが恋しいとき、たまに遊びに行きます。
 

2015年3月13日金曜日

Japan Trek 出発間近

いよいよ本日よりJapan Trekがスタートします。昨年7月よりずっとアメリカに残っておりましたが、久々に帰国できます。今晩は時差対策も兼ねて(?)、徹夜でたまっている宿題を片付けたりしております。

毎年春休み、当校ではTrekという公式行事が開催されます。在校生がMBA学生を引き連れて1週間強、企業を訪問したり観光したりする研修プログラムです。我らがJapan Trekのほか、イスラエル、南米、インド、モーリシャスなどのTrekに多くの同級生が参加するため、休み期間中、海外各地に同級生が散らばります。Trekによって完全に観光目的のものと、観光+ビジネス目的のものに分かれますが、Japan Trekについては後者に該当します。今年は、東京→大阪→京都→名古屋→箱根→東京というルートを辿ります。

おかげ様で今年は日本人のトレックリーダー4名を含め、100名がJapan Trekに参加します(当校のほかのTrekは最大でも略40名の規模です)。なんとトレックリーダー1人あたり、24名を担当する計算です(昨年Trekを率いた先輩は無理ゲーというより諦めゲーだとコメントしていました)。ちなみにありがたい話、Summer Startの同級生60名超のうち、何と30名がJapan Trekに参加してくれています。しばらくゆっくり話をできていない同級生とのcatch upできることも含めて、楽しみが尽きません。

Trekの準備については、秋学期開始早々、9月から始まりました。正直、当校に入学するまでJapan Trekの準備をなめておりましたが、旅程の策定のほか、訪問する企業様との諸調整、参加者募集&参加費徴収、オプショナルツアー募集、事前説明会やイベントの開催など、準備すべきことが目白押しでした。学業との両立は楽ではありませんでしたが、参加する同級生からの「I'm so excited for the Japan Trek!」という励ましの言葉が励みになりました。長い準備期間を経ていよいよ出発を迎えるということで、何とも不思議な気分です。

総勢100名のグループということで何らかのトラブルは発生する気がしますが、心にゆとりを持ってエンジョイしようと思います(let’s see what happens!)。

写真は先週末のワシントンスクエアパークで、写真では伝わらないのが残念ですが、青空がおそろしく綺麗でした。今週は気温が上がり雪がほとんど溶け、ようやく春の気配を感じるようになりました。

2015年3月5日木曜日

MBA入学前の準備

MBAに合格してから入学するまで、具体的にどのような準備をしていたか質問を受ける機会がありました。何を目的にMBA留学をするかによって準備すべきことが変わってきますが、ご参考までに僕のケースを紹介します。

・そもそも何を準備しようとした?

僕の場合、たいしたキャリアもないままMBA留学してしまったことに加え、MBAに合格すること=スタートラインという意識が元々あったため、MBAプログラムに入学する前に英語で後れを取ることだけは避けるべく対策を取ることにしました。インターナショナルな環境のなかでリーダーシップ経験を積みかったことが理由です。加えて以前にも書きました通り、デビューでつまずきたくなかったのです。ハードスキル(ファイナンス・アカウンティングなど)の事前予習も考えましたが、MBA受験時に話を伺った各校の先輩方のなかで予習をしていた方が一人もいなかったので、特に対策はしませんでした。

・具体的には何をした?

それまでのキャリアで英語を使って仕事をする機会があまりなかったため、ビジネス用語になじみがありませんでした。また、MBAのコミュニティーに溶け込み、授業で存在感を出するためには会話力は絶対的に必要だと考えておりました。そのため、①ビジネス用語を頭に叩き込むこと(ビジネス用語の単語帳を何度も回す)、②会話力を最低限維持すること(オンライン英会話のレアジョブの活用など)、以上の2点を入学するギリギリのタイミングまで続けました。ちなみに、5月以降に各企業が主催している壮行会にもできる限り顔を出しました。立食パーティーなど、Socializingに対して苦手意識があったので、日本にいるうちにある程度慣れておこうと思ったのが理由の一つです。結果的に場慣れできたことはもちろん、様々な学校の同級生と知り合うことができたことは本当に収穫でした。

MBAに入学するための諸手続き(授業料支払い・ビザなど)が煩雑で思ったほど時間が取れず、上記の準備をするのが精一杯でしたが、元々MBA受験時も合格後のことを意識して英語のベースを鍛え直しておりましたので少なくとも入学したタイミングで会話に全くついていけないことはなかったですし、運もあり早い段階で同級生のコミュニティーに馴染むことができました。日本でできる対策に限りがあることもよくわかりましたが、間違いなく何もしないよりマシでした。もし準備をさぼっていた場合はどうなっていたか、考えるだけでもぞっとします。

写真はMetropolitan Operaです。先日の授業で舞台裏など色々見学してきちゃいました。来月は授業のメンバーと実際にオペラを鑑賞できるので楽しみにしています。

2015年3月1日日曜日

雪化粧

3月になりました。今月から春が始まり暖かくなると伺っていたのですが、写真の通りの有様です。大寒波に見舞われた昨年に比べて積雪量が少ないようですが、それでも雪が降り積もることが何度もありました。

ニューヨークで雪が降ったときの注意点があります。(道路の排水がよくないことが理由みたいですが)特に雪が降った翌日、交差点に解けた雪の水たまりがあちこちにできる点です。油断すると間違えて水たまりにはまってしまったり、あるいは車が水たまりを通過する際に水をかけられたりすることもあるので、注意が必要です。

雪が降るとしばらく外でランニングできなくなるのはつらいですが、景色はすごく綺麗なのでこれはこれでありです。