ニューヨークで興味深い点の一つとして、マンハッタン、ブルックリン、クイーンズ、ブロンクスなど各地に移民街があることです。おそらく世界の大都市のなかで最も様々な国籍に触れられる場所の一つなのではないでしょうか。それぞれの地区に行けば、アメリカとは違う異国情緒な雰囲気に迷い込むことができます。
元々僕の趣味は旅行、食べ歩きでしたので、移民区巡りには興味がありました。そこでMBA2年目の期間を使い、ニューヨークにある主要移民街にあるレストランを食べ歩いてみることにしました。最後は力技になりましたが、本日ようやくターゲットの20カ所を巡ることができました。巡った場所は下記の通りです。
・Brooklyn
Bay
Ridge - Little Beirut
Brighton
Beach - Little Odessa
Flatbush
- Little West Indies
Greenpoint
- Little Poland
・Bronx
Belmont
- Little Italy
Woodlawn
- Little Ireland
・Manhattan
East
Harlem - Little Mexico
Greenwich
Village - Little Britain
Harlem
- Little Senegal
Midtown
- Koreatown
Murray
Hill - Curry Hill
Downtown
- Chinatown
Downtown
- Little Italy
・Queen
Astoria
- Little Athens
Astoria
- Little Egypt
Flushing
- New Chinatown
Jackson
Height - Little India
Jackson
Height - Little Latin America
Woodside
& Sunnyside - A Little Melting Pot
全てコメントすると長くなりますので、今回は特に気に入った場所を数ヵ所紹介します。
・Flatbush - Little West Indies
ブルックリンの果てにあるこの地区は、カリブ海諸国出身の方々が暮らしている地区です。地元のレストランへ行けばジャマイカ名物のジャークチキン、デリへ行けば料理に使う各種スパイスが販売されております。こちらではカリブ海風のシチューを堪能しました。レンズ豆、豚肉をスパイシーなバーベキューソースのようなソースで味付けした、B級グルメ感満載の料理でした。スパイシーな料理が好きな僕好みの味で、大満足でした。
・Brighton Beach - Little Odessa
ブルックリンの果て、Coney Islandのビーチの近くにあるこの地区は、ロシア、ウクライナ系移民が昔から多く住む地区です。駅を降りると旧ソ連圏で見られるキリル文字で書かれた看板が目立ち、異国情緒溢れる地区です。歩いて行ける距離にビーチがありますので、ロシア料理を堪能した後は海沿いを散歩することもできます。こちらではビールストロガノフを堪能、久しぶりにロシアの味を思い出すことができました。
・Jackson Heights – Little India / Little Latin America
(Woodside & Sunnyside - A Little Melting Pot含む)
ニューヨークのなかである意味最もカオスで、異国情緒溢れる場所だと思います。Jackson Heightsだけでなく、Woodside、Sunnysideにかけて多国籍地帯が広がっているイメージです。この地区では主にヒスパニック系の人々、加えてインド系などアジア諸国の人々なども暮らしている地区です。こちらではメキシコ料理屋の横にチベット料理屋、インド料理屋が並んでいるカオスな光景が見られます。地下鉄7号線沿いを歩いておりますと、車のカーステレオからラテンの音楽が流れているのが聞こえたりして、思いのほか明るい雰囲気の街でした。こちらではチベット料理のモモ(水餃子のようなもの)、メキシコのモーレ料理(チョコレートソースのかかった料理)などを楽しみました。
これだけの数を巡るのも楽ではなかったのですが、より規模の小さい移民区もカウントする場合、さらに行ける地区が増えると聞きます。もしニューヨークにいながら異国情緒を楽しみたくなりましたら、これらの移民区へ出掛けてみてはいかがでしょうか。写真はGreen PointとJackson Heightsです。
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