2015年7月25日土曜日

MBA夏祭り

8週間のインターンが終わってNYへ戻りました。可能であれば今後記事でざっくりと紹介できたらと思います。

記事のアップが遅くなりましたが、この前初めて在校生としてMBA夏祭りの当校ブースに参加してきました。多くの受験生の方とお話させていただきましたが、その際に当ブログでカバーしていない質問を1ついただきましたので紹介します。キャンパスビジットできない場合、どのようにすれば学校を知ることができるか、という内容でした。

ありきたりですが、なるべく多くの在校生か卒業生と話をすることをお薦めしました。Admissionの学校説明会だけですと学校ごとの違いが分かりにくいですし、学校に対する見解も聞く人によって異なることもあります。加えて強くお勧めさせていただいいたのは、日本人以外の在校生ともコンタクトをすることです。特にアメリカのビジネススクールの場合、日本人の比率が1%未満~2%の学校が多いと思います。逆に申し上げると、MBAに入学しますと日本人以外の学生がほとんどだということです。彼らとのフィット感を確かめるという意味でも、現時点での会話力を確かめるという意味でも、Admissionに熱意をアピールする意味でも、彼らとのコンタクトをとるべきだと思います。ぜひ時間をつくって、彼らがどのような理由で学校を選んだのか、どのような学生生活を送っているのか、などテーマを絞って話を聞いてみましょう。僕の場合、当時コンタクトした在校生、卒業生の半分弱は日本人以外の方でした。

コンタクト方法としましては、日本人在校生のツテでご紹介いただくほかに、在校生へ直接メールで依頼する方法がございます。例えば学生クラブのホームページの(ボードメンバー欄、もしくはその他学校関連のページを探すと、学生の顔写真と連絡先(メールアドレス)が載っております。僕の場合はそこで興味のある方を探し、その方に学校に興味があること、30分程度Skypeで話を伺いたい旨をメールでお願いさせていただき、そのうち半数の方々とSkypeさせていただくことができました。

ここまでやった方は少なくとも僕の周りにはあまりいませんでしたが、失敗してもノーリスクなので試してみてくださいませ。

写真は経由地のシアトル・タコマ国際空港です。

(追記)

もう一つこれまでのブログで触れてこなかったこととして、アメリカのMBAに入ることの意味についても簡単に触れたいと思います。より国籍のダイバーシティーに富んでいる欧州のMBAに比べ、アメリカのMBAの学生の場合は凡そ60%以上がアメリカ人で構成されております。残るインターナショナルの学生についても、アメリカで教育を受けたことのある、もしくは勤務したことのある学生がかなり多く、純粋な意味でのインターナショナルの学生の比率はさらに下がります。アメリカのMBAは多数派のアメリカ人が中心で、日本人含めてインターナショナルの学生はアメリカ人の学生の国際感覚を鍛えるために存在している部分がどうしてもございます。アメリカのMBAに入る場合、そのような環境下でご自身の「Why MBA?」を満たせるのか、ぜひご留意ください。

2015年6月28日日曜日

ソフトスキル

しばらく更新が滞っておりました。現在日本に一時帰国しております。6月より8週間、ある製薬メーカーのインターンでお世話になっており、ちょうどインターン期間の半分が終わったところです。

残り1年という期間をどのようにレバレッジしようかと今でもすごく悩んでおります。秋学期はアントレ方面へシフトするのは間違いないのですが、最後の春学期ではソフトスキル系の授業を多めに取るべきではないか、そう考えるようになりました。もちろんソフトスキルを鍛えるタイミングはMBA期間中でないといけないわけでもないですし、授業でできることにも限りがあることもわかってはおりますが、一方でMBAの意義の一つとして(よくある言葉ですが)unconfortable zoneに触れることだと思っております。

もちろんソフトスキルとひとくくりにいっても色々で、同じソフトスキルでも人たらし(?)に関しては決して悪くないと勝手に思っておりますが、リーダーシップに関わる能力、特に交渉スキルやプレゼンテーションスキルについてはかなり改善する余地があると思っております。交渉やプレゼンテーションなどソフトスキルを使う場面では失敗してもリセットボタンを押せないですし、働き出すとなかなか重点的に演習する機会はないですので、授業など様々な機会を活かしていきたいと思います。

MBA卒業生の方々にお会いすると、最後に残るスキルはハードではなくソフトだという意見を多く聞きます。おそらくアメリカ人に囲まれての交渉の授業、昨夏授業を受けたときと同様にみじめな思いをしそうですが、人生のどこかのタイミングで必ず苦労することになるわけですし、諦めて頑張ろうと思います。

写真ですが、今年のハロウィーンで使おうと思っているマスクを撮ってみました。
 


2015年5月25日月曜日

【告知】ゲストハウスioriのご紹介

度々の告知で恐縮ですが、他校MBAの友人が関わっているゲストハウスのビジネスを紹介させていただきます。海外にバックパッカー旅行する際によくあるゲストハウスが日本にはあまりない気がしますので、ぜひ頑張ってほしいです。

https://www.facebook.com/guesthouse.iori/posts/733855430058522?photo_attachments_list[0]=733855126725219&photo_attachments_list[1]=733855150058550&photo_attachments_list[2]=733855280058537

http://iiyoiiyoiiyo.blogspot.co.uk/


写真ですが、今月月初にOperation Managementの授業で訪れた、Long Island東端のFire Islandです。

2015年5月23日土曜日

【告知】同級生のJapan Trek記事

Summer Start(夏学期)からの友人がJapan Trekのブログ記事を書いてくれました。この場をお借りしまして紹介します!写真は例のごとく関係ないものですが、先日授業で行くことができたオペラの一幕です。

http://blogs.ft.com/mba-blog/2015/05/20/travel-can-make-you-a-better-leader/

2015年5月16日土曜日

春学期の振り返り(1st Spring)

あっという間にMBA生活の1/2が終わってしまいました。昨年7月からのニューヨーク生活がついに一区切りを迎えることも含め(来月よりインターンの関係で8週間日本におります)、色々と実感がございません。また、昨年の今頃、授業についていけるか不安だった自分に、卒業はなんとかなると普通に思えるほど余裕が出てきたのも不思議な感覚です。

本ブログも細々とですが、おかげ様で無事に最後まで更新することができました。ただ、今後は更新頻度が落ちるかもしれません(MBA生活に関係ない夏休みに書くことがあるかも謎です)。NYU SternでのMBA生活をお伝えするのが本ブログの趣旨ですが、これまでの記事である程度目標を達成できた気がするのが理由です。もちろんこれまでの記事になかったような話については書くつもりです。

話が長くなりましたが、今学期の振り返りです。

・まず秋学期の反省点はどうなった?

スピード不足、ニューヨークの立地を活かすという2点については大幅に改善できたと思います。今学期は全授業でグループワークがあったのですが、グループ内でのコミュニケーションのスピード感にも慣れてきましたし、グループ内での貢献の仕方が分かってきました。マメな性格を活かしてプロジェクトの管理(スケジュール含む)やスライド纏めなどを先導し、多くの授業で全体統括の役目を担うことができたと思います。ニューヨークの立地を活かすという点では、今学期コンサルティングプロジェクトに参加することで改善できた気がします。限られたなかですが、学校内のプラットフォームに限らず立地を活かす機会を今後も探りたいと思います。リスクを取ることについては引き続き要改善です。

・グループ内でのリーダーシップ

前にも書きましたが、スタディーグループやプロジェクトのグループに関し、より円滑に纏め上げることができたのではないかと感じております。事前に各メンバーのゴール、意識、スケジュールなど、大枠部分でメンバー間の合意、共通認識を取るだけでも改善できると思いますし、他にも手がありそうな気がします。次の秋学期は今学期ほどグループで学ぶ比率は高くなさそうですが、意識してみたいと思います。

・安定感

特にJapan Trekなど大型プロジェクトを経験した今学期、(基本中の基本ですが)精神を安定させることの重要さを改めて感じることが多かったです。特に僕の場合、元々テンパりやすい性格に加え、ペース配分をこれまであまり意識せずに日々過ごしていたので(野球で例えると9回を投げることを意識したペース配分をせず全力投球してしまう力投型の先発投手のような感じ)、精神面も含めて好不調の波が激しい気がします。リーダーシップを取るため、信頼を得るためにはパフォーマンスの安定は不可欠だと思うので、Leadership in Organizationでもらったいくらかのtipsを早速実践しております。

・英語の壁?

今学期は英語の壁にぶち当たっていると感じることが増えた気がします。というより、秋学期まではfillerなども気にせず思うがまま英語を話しておりましたが、今学期になって同級生から英語に関するフィードバック色々もらうようになり、それを取り入れようとして試行錯誤しているのかもしれません。同じことを繰り返して言う癖があること、早口で話すときにfillerが凄く出る癖があるそうです。最近、学校内のポジションの面接を通過できなかったのですが、引っかかった理由の一つが英語のデリバリーだと思っております。今は癖になっているfillerを抑えるべくスピードを大幅に落として話すことを意識しておりますが、一方で話し方がぎこちなくなっている(持ち前のハツラツさを失っている)気もしております。いい塩梅が見つかるまで試行錯誤を続けようと思います。


・優先順位づけ

MBA生活において必ずつきまとう命題です。今学期はJapan Trek、コンサルティングプロジェクト、複数のケースコンペなど、自分がやろうと思っていることにフォーカスできましたので、秋学期に比べて充実感があります。とはいえ、決してキャリアが強いわけではないことは自覚しておりますので、MBA2年目を最大限活用するために(2年目になって手綱を緩めることのないよう)あえてリストアップしておきます。

・その他

こちらは別に反省点ではないのですが、現状を受け入れることが昔よりできるようになった気がします。僕の場合、20代前半まで色々な面で努力を怠っていたツケに今も苦しむことがありますが、どんなことを過去には戻れないですし、未来を少しでもよくすべく努力を続けようとこちらに来てから開き直れたと思います。人生はマラソンですし、長い目で努力を重ねてこられた方々にも追いつけるかもしれませんし。

書いてみたところ基本的な項目が並んでしまいましたが、こうして色々と反省点を並べられたのもMBA生活のおかげだと思っております。当たり前の話ですが、大人になると周りから言ってくれることが少なくなるので自分で色々と気づく必要がある一方、自分では気がつきにくいことがあることも確かです。その点、MBA生活においては同級生や教授からフィードバックをいただける機会が多いですし、自分の事を考える(考えさせられる)機会に恵まれています。間違いなくMBAの良さの一つではないでしょうか。

写真は今学期使いそびれたものシリーズ、Times SquareColumbus Circleです。