今回はカーネギーメロン大のMBA(Tepper)の話です。元々カーネギーメロン大学は理系の大学ということで、Tepperでは大学の強みを活かすべくビジネスに対して数学的、定量的な分析からのアプローチを重視しています。Tepperの特色については受験生の頃から耳にしておりましたが、話を聞くとどうも想像していた以上にその傾向が強いようです。ファイナンスなど多くの必修授業で数式や定量分析が多用されているだけでなく、1年目のハーフセメスターのうち3回(Mini1・Mini2・Mini3)、に統計学の授業があるとのことでした。数学が得意であることが大きなアドバンテージになるようで、間違いなく数学の苦手な僕の場合、入学していたら苦労していたと思います。
もう一つTepperが特徴的なのは、勉学が厳しいことでしょうか。この点も話を聞くと想像以上で、Tepperに通う僕の友人の周りにマジメな同級生が多いせいか、日常的に深夜までチームで図書館に残って宿題を進めていたそうです。勝手な僕のイメージとして、TepperのMBAプログラムは否応なしに鍛えられる厳しさがあると思っていましたが、案外外れていないのかもしれません。
一方でTepperならではのよさも垣間見えました。まず、単純に同級生と仲良くなりやすい環境だと感じました。元々Tepperは少人数制で協調的な校風のようですが、アカデミックの厳しさなども重なり、同級生との「同じ釜の飯を食う」意識が自然と芽生えそうな印象を受けました。もう一つ、お互い高め合えやすい環境のようです。頑張っている同級生に励まされてお互い頑張れるというのが友人の談です。ちなみに別の友人から聞いている感じでは、Cornell(Johnson)のMBAなども同じ特色を持っていそうです。
あえてこのような記事を書いてみた理由として、実際にMBAプログラムを体験し始めてから他の学校の話を聞くと、受験生時代とは違う角度で学校ごとの違いを感じるのが興味深かったからです。また、僕はNYU SternのMBAしか体験していないので正確な比較はできませんが、学校によって異なる特色、校風を見極めるために在校生の生の声を聞くことが改めて大事だと思ったりもしました。
写真は寮の裏にある喫茶店です。エスプレッソを飲みたいとき、たまにお邪魔しています。
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