2014年9月12日金曜日

学級委員選

秋学期の2週間目が終わりました。各クラブのキックオフイベント、ハッピーアワー、キャリア関連のイベントなどが目白押し、それに加えて授業の予習、復習も重なり、なかなか忙しくなっております。  今回は見事に落選した学級委員選の話をしようと思います(笑)。
 
実はMBAプログラムが始める前は学級委員には全く興味がなく、どこかのクラブでリーダーシップを取ることを考えておりました。ところが、夏学期のデビューが大成功したことで、Summer Startの同級生から「生徒会長か学級委員をやったら?」と声を掛けられるようになり、元々人助けは嫌いではないしチャンスがあるなら面白いかも、と考えるようになりました(たぶん調子に乗っておりました)。オリエンが始まってからも積極的にイベントを企画し、学級委員も立候補しましたが、一方で(他のクラブの役員にも興味があるので)授業含めて全て回るのか懸念がありました。
 
今週クラスの学級委員選が行われ(5名立候補→3名当選)、落選という結果に終わりました。夏学期のクラスほどクラスメートとまだ仲良くなれていないことが影響したのは間違いないですが、結果的にはこれでよかったと思います。落選してほっとしている自分がいることに気づいたのです。今思うと気にする必要は全くなかったのですが、特にSummer Startの同級生からの(立候補の)プレッシャーを感じていました。今は自分がやりたいことをやれる自由を感じています。
 
Takeawayは次の通りです。MBAプログラムが始まるとチャンスが色々と降ってきますので、特に僕のような欲深い人(笑)はあれもこれもと手を出しがちです。心から本当にやりたいことにフォーカスしましょう。MBAでは気にすることが多すぎるので、全部を気にしていたら時間が足りなくなると先輩からアドバイスを受けましたが、間違いないです。
 
写真はNYU Stern校舎至近のワシントンスクエアパークです。夏の間はよく同級生とランチを食べていたのですが、もうすぐここでランチを食べられなくなると思うと残念です。
 

コーヒーチャット

MBA2年生の方にコーヒーチャットをお相手いただくことにしました。

きっかけは当校のキャリアセミナー中、MBA入学前からMBA2年生とコーヒーチャットをしていた話をあるMBA2年生から聞いたことです。僕もMBA受験中に同様のことをしておりました。MBAのアドミッションイベントなどでは自分のしたい質問ができないことが多かったので、各校のMBA在校生、卒業生、合計40人にチャットを申し込んで話を伺っておりました。このような活動は得意分野ですので、さっそく始めることにしたわけです。

今日はあるMBA2年生の方にレジュメを見ていただいたのですが、かなり訂正が入ったことにびっくりしました。曰く、レジュメのチェックを4-5名お願いするだけでもかなり完成度が高いものに仕上がるそうです。正直勉強になることだらけで、あっという間に45分が過ぎた印象です。

今後もMBA2年生の先輩方に、コーヒーチャットをお願いしようと思います。来年、後輩にお返しできるよう精進しないとですね。


デビュー

もっと早くアップすればよかったですが、MBAプログラムでのデビューについてまとめました。

かつてエッセイカウンセラーに、渡航前からどのようにMBAプログラムでデビューをするかしっかり考えとけ、というアドバイスを受けました。僕も早い段階でクラスに貢献するためにも、早く溶け込むことが大事なのではないかと考えていましたが、今考えると意識して大正解でした。僕の場合、幸いにも同級生からあっという間に名前を覚えられクラスに溶け込めたことで、Summer Startのクラスでリーダーシップを取るチャンスを得られました。

とはいえ、MBAプログラム開始直前まで特段戦略があったわけではありません。かなり幸運にも恵まれました。渡航直前にFacebookSummer Startのグループがないことにたまたま気がつき、グループを作成し、Summer Startの最初の数日間、同級生にグループへの参加を呼びかけたことが名前を覚えてもらうきっかけになりました。

他にもスーパーマリオの恐竜を連想させる僕の名前(Yoshi)、Summer Startメンバーで唯一の日本人、ノリがいい(大事です!)、そもそもキャラが濃い、などエッジが効く要素を持っていたことも要因でした。合格後も英会話だけはサボらずに続けておりましたし、渡航前から多くのPre-MBAのイベントに出席したこともデビューの準備になっていました。とはいえ、最もキーになったことを挙げるとするならば、些細なことでもメンバーの役に立とうとして初期の段階から色々と動いていたことが尊重された印象です。

ちなみに今となっては誰からも信じてもらえませんが、MBA受験にチャレンジする前はIntrovert(内向的)寄りな人間でした。MBA受験やトーストマスターズ(スピーチクラブ)活動などを通じて少しずつ自信がついたことで、Extrovert(社交的)寄りにシフトできたこともプラスに働いた印象です。今となっては同級生から「お前はSuper Extrovertだ」とよく言われます(笑)。

Summer Startのメンバーからかわいがられたことで、オリエンテーション時に合流したFall Startのメンバーと知り合う際にもプラスになりました。同級生が僕の話をよくしてくれたおかげか、初めて会った同級生に「I heard a lot about you!」とよく言われました(笑)。自分で言うのもなんですが、同級生間で少し有名人になっているようです(笑)。

デビューを成功させることが全てではないですが、デビューがうまくいくことでチャンスが広がりやすいことも事実だと思います。もしこれを読まれている受験生の方がいらっしゃれば、ぜひ合格後意識されてはいかがでしょうか。

2014年9月7日日曜日

Any Given Sunday

渡米して気がついたことですが、僕は国籍問わずわりと誰とでも仲良くなれる素敵な特技を持ってるようです。もしかするとアジア各地をバックパックで旅行していた経験がこんなところで活きているのかもしれません。  

留学して改めて感じたのは、スポーツは国籍を問わず人を繋ぐことです。例えば同じSummer Startの親友はジム通いを通じて仲良くなりました。ふとしたきっかけで一緒にジムに行ったのですが、僕の非力さにみかねて(フィットネスコーチとして)トレーニングに付き合ってくれるようになり、今でも一緒にセッションに出かけたりしております。
 
別のSummer Startの友達は、アメフトをきっかけに仲が深まりました。彼は僕のアメフト観戦のコーチで、ちょうど今日一緒に今シーズン最初のChicago Bearsの試合を観戦したのですが、彼のおかげで基本的なルールはおおよそわかってきました。
 
渡米前に漫画「アイシールド21」を読み直せば、なおよかったかもしれません。
 
それにしてもアメフトの人気は想像以上です。アメフトはアメリカ一人気のあるスポーツであることは知っておりましたが、NYUでのスポーツ関連の話題は圧倒的にアメフトです。同級生同士(男性ばかりですが)で試合観戦に出掛けたり、ファンタシーフットボール(注1)を楽しんだりしております。友達の話によると、戦略が重要なウェイトを占めるスポーツであること、シーズン中は16ゲーム+プレイオフしかないため他スポーツに比べて全試合の観戦がしやすいこと、試合数が少ない分1ゲームのウェイトが大きいことなどが人気の要因とのことです。何とか来年はファンタシーフットボールに参戦してみたいものです。
 
ちなみに友達から推奨されたアメフト映画を紹介しますので、お時間あれば観てみて下さい(アツいです!)。
 
Any GIven Sunday
Invincible
 
(注1
好きな選手を選んで自分だけのチームを作り、各選手のシーズン中の成績をスコア化し、合計を競うゲームのようです。ファンタシーフットボールが他のスポーツより流行っている理由として、ゲーム数が少ないため頻度がちょうどいい(シーズン中は週1回)ことらしいです。
http://www.fsjsports.com/nfl/rules/intro.xq

2014年9月1日月曜日

Summer Start授業+オリエンテーション

ブログ開始が遅かったせいでこれまで時間軸が遅れておりましたが、何とか明日の秋学期開始前に記事が間に合いました。夏に取った6単位分の授業とオリエンテーションについて簡単にまとめます。ちなみにSummer Startのメンバーは必ず下記の授業を取ることになります。

Statistics (必修科目・3単位)

大学時代、統計学は大の苦手科目でして、不安のあまり日本から参考書を数冊持参しましたが、結局1冊も使わずに単位が取れました。難しい概念をかみ砕いて説明するのがうまい教授に巡り合えたことが幸いしました。MBAでの統計学は、計算うんぬんだけでなく、実社会でどのような概念を使うのが正しいのか、どのようなデータを集める必要があるのか考えることにより重点が置かれていました。ちなみに、答えのない問いへの対処が苦手なことを痛感した授業でもありました(要反省)。

Collaboration Conflict & Negotiation (本来は選択科目・1.5単位)

要するに交渉に関する授業です。(ケースに基づいた)交渉のロールプレイングを同級生と重ねることで、交渉の目標設定、状況分析、戦略などを学ぶ授業なのですが、元々交渉事が得意ではないのに加え、交渉の文化の違い(欧米VSアジア)もありなじめずに苦労しました。やっとなじめたと思ったタイミングで授業が終わってしまい(泣)、唯一消化不良を感じた授業でした。日本人にとってソフト系の授業は難しいとは聞きますが、少なくともこちらの交渉系の授業については英語の運用能力含め、高い壁を感じました。

Management Communication (本来は選択科目・1.5単位)

同じソフト系の授業でも、企業内でのコミュニケーション、特にスピーチ、プレゼンテーションにフォーカスしたこちらの授業は本当に楽しめました。各メンバー、各グループがプレゼンをし、教授がプレゼンに対してフィードバック、コーチングを行う形で授業が進められました。渡米前、1年ほどトーストマスターズで活動していたこともあり、プレゼンテーションへの苦手意識はなかったのですが、立つ際の姿勢、ジェスチャー、話し方など、様々な改善点を授業で発見することが出来ました(特にビデオ撮影で自分の話す姿をチェックしたことは効果大でした)。今後も意識づけを続けないと改善しないのがスピーチの難しいところですが、少なくともそのきっかけを授業でいただけたのは助かります。

・オリエンテーション

合計6日間、簡単にまとめると下記の様な感じです。まさに授業へスムーズに移行するためのオリエンで、MBAで何をするのか、誰と学ぶのか、ということに重点を置いている印象でした。

最初の3日間は各分野のスピーチを聴講する(Expand)。

次の2日間は都市問題(交通事故 or スペース有効活用)への解決策を、グループごとにビデオ形式で提案する(Experiment)。

最終日は就活関連、特に各業界について卒業生、現2年生から話を聞く(Explore)。

もちろんの期間中、毎晩飲み会イベントあり(むしろイベントを扇動する側でした(笑))。

色々とオリエンのtakeawayはあるのですが、の期間中に教授(アントレプレナーセンターの所長)が「Innovation needs indulgency. We have to waste some time.」という言葉を残したのは印象的でした。この言葉の本質をおそらくまだ理解できていないのですが、全くクリエイティブでない側の人間なので、今後各授業のケース、ビジネスコンペなどに関わる度にこの言葉を思い出そうと思います。