2014年10月12日日曜日

秋学期授業(1st Fall)

秋学期の履修科目を忘れないうちに書こうと思います。カリキュラムの概略については日本人在校HPにまとまっておりますので割愛しますが、秋学期に履修している4科目(計12単位)は次の通りです。  

Strategy(選択必修科目・3単位) 月曜日 9:00-11:50
Foundation of Finance(選択必修科目・3単位) 月・水曜日 13:30-14:50
Marketing(選択必修科目・3単位) 火・木曜日 10:30-11:50
Financial Accounting & Reporting(必修科目・3単位) 水曜日  9:00-11:50

 
(参考:NYU Stern School of Business MBA 日本人在校生サイト カリキュラム) https://sites.google.com/site/nyusternjpnstudent/about-stern/carriculum


通常秋学期は5科目を履修するのですが、僕は夏学期で6単位を取得したので4科目で済んでおります。とはいえ、自分にとって馴染みのない基礎科目を中心に履修したので楽ではないです。負荷が高めなのは月曜日から水曜日でして、水曜日になるとひどくなる肩こりを木曜日以降ランニングやジムで解消するのが生活リズムです。

Marketing(選択必修科目・3単位)

文字通り各種フレームワークを駆使して、製品をどのように市場展開するか、販売するかを学びます。基礎的な3Cや4Pを含めて広く浅く学ぶため、僕みたいなマーケティングについて一切知らない人にとってはかなりプラスですが、既にかなりマーケティングを仕事で使っている方にとっては物足りないかもしれません。一部グループワークはあるものの、授業は講義中心です。テストは制限時間内にPCでレポートを作成する形式のため、ノートをPCで取り、それをテストで必要部分をコピペ出来るように事前にまとめるのがカギです。

Strategy(選択必修科目・3単位)

文字通り企業の大局的な戦略について学ぶ授業です。ビジネス単位、会社(組織)単位での企業戦略、また戦略をどのように適用させるかについて取り扱います。ケース中心、グループワークでの課題提出、中間、期末テストを中心に評価されます。生産管理、営業の経験を活かして発言できるので楽しみつつ受講できておりますが、各フレームワークを一から学んでいる状況のため油断できません。ちなみに自分にとって、秋学期にグループワークを経験できるほぼ唯一の授業です。

Financial Accounting & Reporting(必修科目・3単位)

Balance SheetIncome StatementCash Flowなどの仕組みを中心にアカウンティングの基礎を学びます。講義中心のクラスで課題、中間テスト、期末テストで評価されます。仕事で使ったことのない僕としては超重要科目ですが、テストではイージーミスを連発、中間テストでは大クラッシュしております。

Foundation of Finance(選択必修科目・3単位)

投資理論が中心の授業で、投資理論が中心で過去のキャリアとは無縁の内容、かつ数学センスがゼロのため苦しんでおります。株式、債券投資からポートフォリオ理論、スワップ、先物取引などを取り扱ってます。講義中心のクラスで課題提出、中間、期末テストで評価されます。ちなみにFoundation of Financeではコーポレートファイナンスは扱わないようです。コーポレートファイナンスについては、名物教授であるダモダラン教授の授業を春学期に取れます。投資理論とコーポレートファイナンスの授業を分けるのはNYUの特色かもしれない、というのが同級生の見解です。

そんなわけで今学期は我慢の時期かもしれません。ちなみに秋学期に12単位全て取得した場合、(履修免除した2授業もカウントすると)必修2単位、選択必修5単位の取得が完了します。この条件を満たすと翌学期よりDBiという海外研修型の授業に参加できます。春学期に取れるDBi、さらに得意科目だと勝手に思っているOperation系の授業を楽しみに、秋学期を乗り越えたいと思います。

(参考:NYU Stern DBiサイト)
http://www.stern.nyu.edu/programs-admissions/full-time-mba/academics/global-programs
http://www.stern.nyu.edu/AcademicAffairs/International/DBI/ 


写真はAstor Place周辺、あいにくの天気ですがイベントが開催されておりました。最近は最低気温が1桁になることが多く、薄物のジャケットが必須になってきました。
  

2014年10月11日土曜日

Instagram

友達に薦められて夏学期から使い始めました。Facebookでお友達の方々は、最近Instagram経由の投稿が増えているのに気がついているはずです。ご存じ、Instagramは写真投稿がメインのSNSです。僕の同級生の場合、次のように使い分けている人が多いです。

Instagram:仲のいい友達とのやり取り用。
Facebook:知り合いレベル含めたより広めのやり取り用。

米国でInstagramを使いこなすコツは、短く簡潔にコメントすること、ハッシュタグを使いこなすことの2点である印象です(写真は皆さん好きなものを投稿してます)。

Instagramに限った話ではないですが、こちらで写真を投稿する際、「I went to the Central Park! It was a lot of fun.」みたいな完全な文章でコメントすることは少ないです(マジメな内容であればともかく)。「Oktoberfest!!!」「Harbor cruise!」など一言コメントでも十分な感じです。

ハッシュタグ(例:#sternies)については、Twitter以外にもInstagramなど他のSNSでも使われております。本来、同じハッシュタグを使用した投稿を閲覧しやすくするために使われますが、一方でオリジナルのハッシュタグを使う同級生もおります(例:#sterntup#‪‎laughedalot)。これに関してはまだまだ勉強中ですが、「cool」なハッシュタグを使いこなそうと思います。

写真のストックを切らしたので、今年GWに旅行したモスクワの写真を載せます(笑)。ニューヨーク関係ないですね。

2014年10月10日金曜日

幻想

先週末、他校のMBA同期の友達と飲む機会がございました。そのなかでMBA入学前にプログラムに対して抱いていた幻想について盛り上がりました。例えば極端な話ですが、MBAに入学さえしてしまえば、友達もじゃんじゃんでき、グループワークなどでリーダーシップ経験も積めるものだと入学前は勝手に思っておりました。今回はMBA関連で個人的に入学前のイメージとずれていた点を紹介してみます。

まず、無条件で同級生と深く仲良くなるというわけにはどうもいかなそうです。秋学期が始まると授業、就職活動、イベントなどで負荷が急に上がりますので、特にクラスやクラブの活動が重ならない同級生とは疎遠になりがちになりますし、加えて少数の仲間と深い友達付き合いをする時間を取りにくくなったのが実感です。以前ブログで書いた通り、(就活・クラブもなく時間が取りやすかった)夏学期はあっという間にクラスに溶け込むことができましたが、秋学期は若干苦戦しております。

(参考:過去の記事)
http://neakanikki.blogspot.jp/2014/09/blog-post.html

ちなみに当校のインターナショナルの学生比率は40%弱ですが、米国の高等教育(高校・大学など)を経験している、さらに言うと幼いうちから米国に移り住んでいるインターナショナル生がけっこう多いイメージです。語学の壁もあるなか、そのなかで日本人が溶け込むのは簡単ではなく、やはり相応の努力と運が必要な印象です。僕の場合、英語が足を引っ張ることのないよう夏学期前にできる限りの準備をしましたが、海外に対してオープンな同級生に恵まれたという運の要素に助けられ、すんなり溶け込めたと今は感じます。


次に、リーダーシップの経験については、僕の場合だと少なくとも秋学期までは機会が限られそうです。痛いのはグループワークのある秋学期の授業が1クラスのみに終わってしまったことです。NYUの場合は必修科目2単位、選択必修科目5単位について履修免除を行うことができます(浮いた単位を他の選択科目に回せます)。この履修免除が曲者で、選択科目(選択必修)を取る分、クラスごとにアサインされたグループのワークに参加できる機会が減る可能性が出てきます(NYUのカリキュラムについては別途詳述します)。僕の場合、2科目を履修免除した上、一足先に夏学期に統計学の授業を取り終えてしまったため、スタディーグループメインの科目がStrategyのみという状況になりました(他の必修・選択必修の3科目がケースもしくは講義が中心です)。クラブのリーダーシップポジションも絞ることにしたこともあり、秋学期はリーダーシップ経験が少なめになりそうなわけです。これについては優先順位の問題なので、リーダーシップ経験を決して得られないわけではないのですが、MBAでの限られた密度の濃い時間を活用すべく取捨選択をした結果、このようなことも起こり得ると思っていただければ幸いです。

一方でイメージ以上だったこともあります。例えば米軍出身者の同級生の懐の深さを日々感じます。あくまで個人的な見解ですが、彼らの多くは数百人単位のチームの指揮を執る(もしくは命を預かる)経験を積んでいる、もしくはイラク、アフガニスタンなど海外に派遣された経験を持っているためか、総じて人間的に成熟しており、かつ海外に対してもオープンな感覚を持っている印象です。特に夏学期の間は、彼らに助けられたことが多々ありました。

写真はそれぞれUnion Squareのマーケット、ブロードウェイからのUnion SquareEnpire State Building、朝のWashington Square Parkです。最近、遠出をする時間がなかなか取れていないのが悩みです(せいぜい先週ハーフを走りにCentral Parkに出掛けたぐらいです)。


 
 

2014年10月7日火曜日

リーダーシップポジション

MBAはリーダーシップを含めたソフトスキルを鍛える場であるとも言われております。NYUでは生徒会や生徒会傘下の各委員会に加え、各Student Clubの役員(Board Member)、以前ブログでご紹介した学級委員(Bloc Leaders)など、様々な機会を学校側が用意してくれております。

先週末までに各クラブのボードメンバーの募集が締め切られましたが、今年はJapan Business Associationの役員のみに絞ることにしました。他にはMBAのアプリカントの方々がビジットに来られた際のアンバサダー役(クラスビジット&コーヒーチャットのホスト役)、Stern Torch Committeeに応募しておりますので、リーダーシップポジションについては以上の2役で収まりそうです。

正直他のクラブの役員の兼任について最後まで迷いましたが、自分の現在の授業課題の処理スピードが決して速くないこと、Japan Trekへの準備がおろそかになる可能性を考え、秋学期は焦点を絞ることにしました。その分、余裕が出てきそうな春学期以降、コンサルティングプロジェクト、ビジネスコンペティション、海外研修旅行(DBi)などに積極的に参加することでリーダーシップの経験を積むつもりです。

そんなわけで秋学期は面白いネタが書けないかもしれませんが、暖かく更新を見守っていただければと思います。

写真は先週末に初めて走ったハーフマラソン(@セントラルパーク)でのひとコマです。決して大きなレースではないのにも関わらず、少なくとも数千人が参加、楽しい時間を過ごせました。

 

2014年10月2日木曜日

MBA life in New York City

昨日でニューヨークに到着してから3ヶ月がたちました。今週より就活イベント(Company Presentation)が開始、授業にスーツ姿の同級生が増え、すっかり就活モードになりました。その他にも授業、クラブ行事などなど、あっという間に1週間が経過します。光陰矢のごとし、とはこのことを指すのでしょうか。
 
さて、最近MBA2年生との雑談のなかで、たしかにと思ったことがあります。良くも悪くも、ニューヨークは街そのものが魅力的で息抜きの機会が多いことです。
 
言わずもがなですが、ニューヨークはエンターテイメントが充実しております。ブロードウェイはもちろん、NYU至近にも「Blue Man」、「Stomp」(オフ・ブロードウェイ)などがあり、授業後にちょっくら行くことができます。僕はお笑い好きなので、8月に「The Daily Show」(Fake News Comedy)の撮影イベントに同級生と行ってきましたが、1時間半ひたすら腹を抱えて笑い、忘れられない経験になりました。また冬に再訪したいと思います。
 
ニューヨークは食も本当に充実しております。東京でも世界、特にアジア各地の食が充実していますが(例:インド料理西葛西・ミャンマー料理高田馬場)、こちらでは東京には少ない南米料理、東欧料理、中東料理なども充実してます。ここ1週間はたまたま機会に恵まれ、ウクライナ料理、ペルー料理、ポーランド料理、ベトナム料理へ出掛けておりますし、まだチャレンジしていないエチオピア料理屋もキャンパス至近にあるます。アメリカナイズされていることが多いですが、アジア飯もぼちぼちなので、アメリカ飯に飽きたときの逃げ道はあります。これで物価が安ければ言うことなしなんですけどね。
 
そういえばラーメン屋含め、日本食レストランもこちらは充実してます。
 
ランニング好きにとってもニューヨークは魅力的な街です。セントラルパークだけでなく、ハドソン川、イースト川沿いも素敵なランニングスポットですし、ブルックリンブリッジ、ウィリヤムズバーグブリッジを走って渡るだけでも、素敵な景色を見てMBA生活を忘れられることができます。ちなみに今週末はハーフマラソン、走ってきます。
 
NYUの先輩方の場合、ニューヨークの日本人コミュニティーも開拓されているようです。僕はまだそこまでの余裕がございませんが、近隣の某MBA校の親友にくお相手してもらってますし、他校のMBA同級生がニューヨークに遊びに来る際に声をかけていただいくこともあります。おかげ様で厳しくも楽しい生活を送れております。
 
写真はこの1週間で食べたウクライナ料理、ペルー料理、ポーランド料理、ベトナム料理です。